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ブリュッセル蚤の市(旅枕6)

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    パリに入る前にベルギー、ブリュッセルに寄った。

    目的は、蚤の市だ。外国の蚤の市で交渉して買い物を
    すること自体皆無に等しく、
    ましてやこちらの
    都合のいい条件で売買が成立することが可能
    とは思えない。

    かなりビビリの状態からのスタートだった。

    小学校の校庭程の端から端まで見渡せる小さな広場で
    日本のフリーマーケットを思わせる、
    かなりざっくりした、古道具というには傷みが
    進み過ぎている物もかなり見られ、

    確かに年代ものだが、ひとつ間違えれば粗大ゴミに
    なりかねない代物である。

    しかし見て回っているうちにそれなりにブロカントと
    言われるしろもの
    が見えてくるものだ。

    そんな中で私のテンションをいっきに上げたのは
    赤毛のおばちゃんである。

    一緒のツアーの方がハンガーに掛けられたリネン地の
    ワンピースをみつけ、

    赤毛のおばちゃんに尋ねると50と言う。

    五千円強という日本円の値段を想像する
    とやはりそれは高い。

    私は、近くでそのやり取りを聞いていた。

    二枚ならいくらか安くならないかという交渉に
    赤毛の店主はのってきた。

    二枚で30の所25でいいという。

    一枚50で二枚で30というのは、計算上おかしいし
    成り立たない。

    それをさらに25でいいという。

    はてな?何かおかしい。一枚より二枚のほうが安いと
    いうのはおかしな話だ。

    蚤の市、適当な数字を適当にいう、軽く混乱した。

    しかし適当な商売などしていたらやはりやっていけない
    はずだ。
    事実、
    物の目利きは確かで、おいてある商品も
    なかなかのもので
    魅力的な物ばかりである。

    オランダ語フランス語ドイツ語が公用語のベルギー、
    色々な歴史の中でそうせざるおえない時代背景は
    、あるものの、考えてみれば英語は、また別の言葉で、

    語学力は、私となんらかわらないようであることが会話の中
    から読み取れてきた。

    彼女は、単純にフィフティーとフィフティーンの発音が
    違うだけで、理屈は、合っているのだ。一枚15、
    二枚で30の所を25にするという至ってシンプルな
    値引きである。

    ただ何もわからない私たちが難しくしてしまっているだけで、
    そこに乏しい想像が加わり訳のわからないことになっていたのだ。

    そんな混乱がまた楽しくおもしろい。

    気づいたら回りの人たちはみな彼女からいろいろな物を
    買い始めていてあっという間に
    大盛況である。

    買わない私が助言すると買わないお前はしゃべるんじゃない
    と注意され、
    それからは黙っていた。

    なにか蚤の市の楽しさをつかんだ気がした。

    これから楽しみである。

    グランプラスの広場

    かわいいおばちゃん 

    KanG * パリ、ブリュッセル蚤の市 * 01:41 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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